奇術師(プレステージ)

再読する気が湧くくらいに短ければ、もっと楽しめると思います。何重にも張り巡らされた仕掛けに惑わされ、真実を掴むことができないこの物語のトリック。その正体は文章から読み取るしかないのでしょうが、その労力は計り知れないと思います。訳者はわかっているんだろうなあ。ラストさえも、結末というよりも、更なる仕掛けのように思えてなりません。映画はいつ観に行こうかな。