2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歯と爪

表紙折り返しはアンフェアじゃないのか――! まあいいです、楽しかったから。歯と爪 (創元推理文庫 163-2)作者: ビル S.バリンジャー,大久保康雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1977/07/15メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (31件) を見…

ららら科學の子

過去と現在を、対比するでもなく、並べているのが要かな。読みにくいことはないし、最初の数十ページを読んだ時点で、物語としての起伏を求めることが相応しくない作品だとわかったので、楽しく読めました。読み終わってからタイトルを噛み締めると、寂寥感…

削除ボーイズ0326

序盤、90ページくらいまでは、地の文が合わなくて四苦八苦しました。そのあと一日置いて読んだら、まあ驚くほどスムースに文章が入ってくること。「時間を削除する」よりも、「3分26秒の出来事を削除できる」という方が正しくないかな。しかもこの時間、短く…

七王国の玉座 1〜5

あー忘れてた。書影が4巻なのは仕様です。エダードがぁぁぁ、とか今一頭悪いこと言いますが、アリアが一番いいよね。アリアが大狼に出会えるのはいつの日か。視点が章ごとに変わるのですが、常に新しい印象を受けるので、読んでいて飽きることがないです。主…

ブラバン

「ええの買うた?」母が訊く。 買物から帰ってきた者に対する挨拶のような言葉なのだが、その日ばかりは、答えようとする咽に熱い塊がこみ上げてきた。「いちばんええのを買うた」 柏木さんからのチョコとかにいちいち「うん、失敗しとった」なんて言うのが…

のだめカンタービレ 16

もうずっと怖いですから―――― ↑ここ最強ね。この一節のために巻を通しての伏線は張られていたのだと思います。ある意味壮大な仕掛けですね。ああ、こんなこと書いたら、読んだ人が楽しめなくなるかもしらん。でも書いた。のだめカンタービレ(16) (KC KISS)作…

ヨイコノミライ 完全版 1〜4

怖ぇー。ホラーなんぞを読むよりよっぽど怖いんではないでしょうか。解決していない枝は沢山あると思いますが、あーだこーだと想像する余地が、また怖い方向に向かいます。うん、まあ、あんまり受けなさそうだなとは思いますが、これはこれで必要な作品だな…

放浪息子 5

ようやく五巻ゲットですよ。中学生になって新しい登場人物を加え、賑やかになりましたね。好きとか嫌いとかやってる彼らが非常に微笑ましい、とか思っている自分がどうにもオッサンになっているように思えて切なかったり。 「ちーちゃんはケンカ強いんだぞぅ…

殺し屋1 1〜10

この漫画を変態の漫画と言ってしまうのは簡単だと思うのですが、そうとしか言い様が無いという感触を得ているのも事実。とは言え、変態なりの理屈とでも言うべきものをしっかりと描いているあたりに、作者がどれだけ変態に入れ込んでいるのか分かりますね。…

折角の休みなのに感想をひとつも上げないというものどうかと思ったので。