美女と竹林

うん、さほど面白くなかったね。最初はいつもの調子で面白いんだけど、だんだん飽きてくる。モリミン初見でこれは止めておいた方がいいと思うよ。なしてこげんおもしろくなかとやろうか、と考えてみたけど、多分あれです、旨いものも食べ過ぎると良くない、…

青い花

三巻一気読み。まあとりあえず読んでみればいいよ。青い花 3巻 (Fx COMICS)作者: 志村貴子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/03/20メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 104回この商品を含むブログ (187件) を見る

おおきくなりません

35歳と45?歳の物語がデュアル文庫っていうのが不思議な感じですが、うん、まーそういうのもアリでしょうかねえ。18歳として大学に通うとかいう設定も、鶴田謙二の絵にかかれば有り得ると思ってしまうのですからツルケン怖い怖い。現実と折り合いを付けるの…

サラマンダー殲滅

解説にもありますが、白と黒がはっきりしている物語ですので読みやすいんです。上下あわせると結構厚い! と思っていましたが読んでみるとそーでもないですよ。特筆すべきはこのエンド。なんというリアル。SFの世界で楽しんでいたのに現実世界に一瞬にして引…

メフェナーボウンのつどう道

要所要所に泣きポイントがあります。『ルール』の頃からすると随分と“優しい”感じに変わってきましたねって、どんだけ昔のことなんだよ。なかなかこれといった評価を受けていないように思いますが、古処誠二先生は間違いなく名手なのです。どんな作品でもい…

土星マンション3

Tシャツないす。家族全員がお揃いのTシャツを着ていることに恐々とする真もないす。驚いた顔や微笑んだ顔、そういうのを愛らしく描く人だなあと思います。キャラが全部可愛いんです。神戸在住とかその辺ののんびり系漫画が終わってしまったので、こういう路…

ほんたにちゃん

うわあ、恥ずかしいー。これを書き上げ雑誌に掲載し、さらには本にして晒し上げる本谷さんの精神的タフネスに参ります。さくっと一時間かからずに読めるのですが、何度笑ったことか。表紙の紙がちょっとベタつくのが難点ですが、内容の良さとは何の関係もあ…

ハマースミスのうじ虫

きゃあ。これはもうタイトルで勝ち組。そして内容もすごい面白くて、最後の最後まで繰り広げられる駆け引きにくらくらします。如何にして奴の足を掴み、そして追い詰めるのか。これは本読みとしては外せない一冊でしょー?ハマースミスのうじ虫 (創元推理文…

マイガール 2

こっぱずかしい本ですなあ。宇仁田さんの『うさぎドロップ』だっけ? あれと被る部分も無きにしもあらずなのですが、まあいいでしょう。今後も継続してチェキー。マイガール 2 (BUNCH COMICS)作者: 佐原ミズ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/03/08メディ…

死神の精度

やるなあ、この面白さ。思わず一気読みです。ミュージック。この死神は日本専門なんでしょうかねえ。それともこの死神制度が日本固有のものだったりして。仕掛けが盛りだくさんなのでした。死神の精度 (文春文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 文藝春秋…

君の歌は僕の歌

じいさん最強説。桜庭さんにしては面白くない方だと思う。絵がヤスダスズヒトかあ、ふーむ。君の歌は僕の歌―Girl’s guard (ファミ通文庫)作者: 桜庭一樹,ヤスダスズヒト出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2002/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: …

ARIA 12

お、終わった。恥ずかしい台詞のオンパレードだったこのシリーズ、結構好きな部類に入ります。やっぱ漫画は十二巻前後で終わるのが、追いかける身としては丁度いいですよねえ。絵が可愛いから次も楽しみにしております。ARIA(12) (BLADE COMICS)作者: 天野こ…

空中飲茶飯店 上

うーん、上巻はさほど面白くなかったかなあ。しかしまあ、設定はなかなか読ませるものだと思います。下巻でどこまで面白くできるのか。正直な青年が汚れた大人たち(に囚われた人たち)を変えるっていうのは、少々ありふれているのでもうちょっと違う筋で読…

古道具 中野商店

浮世離れした古道具屋でのお話。これは幸せな物語なのではないか、と思います。最後がまた幸せを匂わせていますよね? ある種の幸運に支えられた人たちだと思います。ちょっと羨ましい。古道具 中野商店 (新潮文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 新潮社発…

聖少女

面白ーいよ。ずぶずぶと「日記」に嵌っていくととても楽しめます。「日記」の中の未紀と「現実」の未紀、その仕掛けが明かされたときにこの面白さは伝わるのだと思います。主人公も結構無茶なことをする奴だよなあ。これは少女を描いた作品ですが、視点は少…

巨娘 1

木村紺さんですが『神戸在住』と芸風が違いすぎます。ホテルに入って「ゴゴゴゴゴゴゴゴ」とかどういう話かと。お兄さんはリアルには絶対有り得ませんが、漫画としてはアリアリですね。あと、トオルがキ印でイカす。巨娘(1) (アフタヌーンKC)作者: 木村紺出…

死者のための音楽

怪談? 雑誌の「幽」に収められていたらしい短編の集合。ホラーというには優しすぎる。装丁が格好ええので、それだけでも買いではないでしょうかね。ペイズリーがね。帯が乙一なんですが、噂では自画自賛という話です。山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽…

ペンギンの憂鬱

ペンギンの名前はミーシャです。ペンギンじゃないミーシャも出てきますが、ソーニャが残ります。ニーナは子守が役目のはずですが妻のような子です。面白いので会社で広めようと思います。クレストブックスにしては読みやすいような気がします。訳が見事です…

トライガンマキシマム 14

ついに、ついに終わったこの物語。一体何年かかったんだろう。あーもーこの感覚は無印の頃から(つか1巻発売当時から)追いかけているオレだけのものだぜ! とか言ってみる。そんなわけはありませんが。ラブアンドピース。トライガン・マキシマム 14 (ヤング…

乱暴と待機

壊れているなあ。壊れているが、愛だなあ、と。愛してるってどういうことかわかんねえけど、それっぽいなあ、と。なーんとなく。人を愛するって、僕にはさっぱり。乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)作者: 本谷有希子,鶴巻和哉出版社/メーカー: メディアファ…

赤×ピンク

この時期にファミ通文庫版ですよ、やあー。角川文庫版でナオコーラさんが書いていますが、「まゆ」が主にあっての物語だよなあと思います。この段階でもおもしれーのに、今はもうどんだけ面白いんだって話ですよ桜庭さん。赤×ピンク (ファミ通文庫)作者: 桜…

みんな元気。

おや、舞城の文章ってこんなんだったっけ? と悩みました。昔はもっとぐいぐい引き込んでくれていたハズなんですが。ノれなくなった自分が寂しい。みんな元気。 (新潮文庫)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/05/29メディア: 文庫購入: 1…

トーマの心臓

おもろかったー。性愛に直結させてしまう穢れた大人なので、もうちょっと若い頃に読んでおけばよかったなあと、つくづく思います。来世まで取っておくのもなん(何/難)ですが。トーマの心臓1 萩尾望都Perfect Selection 1 (フラワーコミックススペシャル)…

FOR SEASON

おもんねかったー。女の子可愛いのに残念。もっと個性のある話を描いたほうがいいのでは。For season (IKKI COMICS)作者: 足立和律出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/01/30メディア: コミック購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (21件) を見る

荒野の恋 第一部/第二部

青さを青いまま書き出すその技術、やはり桜庭先生はすごいのです。私はもう三十間近なので、この青さを表現する術を失ってしまったのです。うっかり書くと「荒野可愛いよ荒野」とかいう文章になりそうなので、書かずにおきます。病的ですもんね。第三部無い…

夏の涯ての島

表題作が良いのはモチロンとして、「転落のイザベル」も素敵。つか収録されている七編全てが、素敵すぎてもうなんか大事にしたくなる。色んな表情を見せるこれらの作品を華麗に訳す訳者たちの手腕に感激しました。読めてよかった。夏の涯ての島 (プラチナ・…

人類は衰退しました 2

ラの字しか読んでないのかと……。や、読後すぐに感想書けるタイミング、要は自宅にいる時に読み終える本が丁度ラノベというだけで、色々読んでます。 更に病気度が高まったこの作品、何処まで読んだのか忘れそうになります。栞を使わない人は難儀すると思いま…

イママン

くそー誰のコメントを見ても本谷氏が美人と書かれている。『フリクリ』のEDではいまいち体型が把握できなかったから見てみたいぞ。イママン 本谷有希子マンガ家インタビュウ&対談集作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 駒草出版発売日: 2007/11/21メディア: 単…

狼と香辛料 6

商売成分少なめで。年初めに読むには甘すぎた。要はあれっしょ、詰め方の問題だろ? ん、まあ、最早シリーズとして追いかけている人にしか楽しめない作品になったと思うので、それを前提に書きますが、もっとホロ書こうぜー。あと株とかやってないで印税で稼…

この本がスゴい2007

某ブクマ観測サイトから発見した「この本がスゴイ2007」ですが、『ミノタウロス』以外は読んでさえいないってことで、自己の読書の幅を広げるための健忘録としてエントリ投下。本読み界隈に生息しているとはいえ、最近は巡回する暇がないからなかなか生息域…