独白するユニバーサル横メルカトル

数学への執着によって呼び起こされる結末が、割り切りのようなそうでないような、妙に清清しさを感じさせる「Ωの晩餐」、芸術が人を堕落させるものとされる世界で、最後に決まるキックが最高に気に入った「オペラントの肖像」、タイトルとそのアイデアが秀逸で、所有者に対する地図からの思いが溢れる「独白するユニバーサル横メルカトル」、といったあたりが好きです。読み終えるのが勿体無くて、時間がかかってしまいました。

独白するユニバーサル横メルカトル

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