2006-01-01から1年間の記事一覧

名探偵はもういない

霧舎巧の描く恋愛要素の展開が凄すぎるのでディスってる(ディスってるは言いすぎだっけ?)、という意見がありましたが、私は単なる人間関係の説明と捉えているので、別段苦にはなりません。若干エロゲ入ってるなあと思うだけです。どのへんで「見破った!…

夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (644件) を見るようやく、ようやく買いました。文庫落ちって素敵ですね。神のロジック 人間のマジック (文…

ひと夏の経験値

TRPGを理解する前提があり、尚且つこの甘っちょろいストーリーにめげない精神力(若さ、あるいは老成)が必要とされますが、それがあれば読了は簡単です。安田均がこういうのを褒めているのを読むと、アンタが今のSNEのラノベ路線を推してんのかい、とツッコ…

カクレカラクリ

これを森だと思われると心外、と言うほど入れ込んでいるわけではありませんが、ちょっと違うな、と思います。読者には答えを明示しないで、登場人物の間では回答がわかっている。この構図が森らしくてややウケ。ファンなら捨てられないですよね、何せドラマ…

一万円が飛ぶとぶとぶ

少し変わった子あります作者: 森博嗣出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08/30メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (128件) を見る装丁が森っとしている。八月の路上に捨てる作者: 伊藤たかみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08…

Askビデオさん、動画デジカメ欲しい!こんなんばっかやー

ビルコレさん、新色のニンテンドーDS Lite欲しい!

放浪息子 (3) (BEAM COMIX)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2004/12/01メディア: コミック購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (145件) を見る放浪息子 (4) (BEAM COMIX)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン…

東京バンドワゴン

面白いと思うんだよ。でもな、どうにも登場人物が薄っぺらいんだなこれが。脚本どおりに役者が動いている感触が強くて、ここ面白いはずなのに、という箇所が演技に見えて仕方が無い。長く続いている古書店兼カフェが年季の入った界隈にあって気心知れた人間…

接近

ああ、ああ、改稿してしまったのですね。ラストって、改稿されてましたよね。この最後にどくんどくんしました。好きな作家の本を連続して読むと、脳みそがぐわんぐわん揺られるような気分になりませんか。好きなものに耽溺する陶酔感が次々襲ってくるその揺…

『接近』を読み終わったらナ。東京バンドワゴン作者: 小路幸也出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/04/26メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (117件) を見る

八木剛士史上最大の事件

来たよ来たよついに来たよ、と盛り上げておいて違うものを差し出す浦賀先生の技量に脱帽ですヨ。好き好きベイビーをこんなに引っ張るとは思ってなかった。毎度のごとく繰り返される鬱々とした思いが、これは絶対に経験したことが無い人間には書けないだろう…

狼と香辛料

ホロの個性的な口調が気に障らないのがいいですね。柔らかく柔らかく、力みを感じさせない文体には少し憧れます。しかし挿絵のロレンスにはヒゲがほとんど見えない程度にしか描かれていないのですが……。狼と香辛料 (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メ…

愚者のエンドロール

「この事件の犯人は、誰だと思う?」までを読んでから半月ばかり置いていたので、最後のチャットシーンが微妙に唐突だったり。でもまあ、ミステリーミステリーしている作品でしたね。薄っぺらい割に沢山盛り込まれていたと思います。愚者のエンドロール (角…

やっぱりヒーローになりたい!

このシリーズへの万感の思いを伝えようと思いましたが、どう書いても恨み言(何年待ったと思ってるんすか山本センセー!)になるので簡単な感想にしよう。13歳に愛を語らせるのはとてもいいですね。こう、高校生くらいになると逆に恥ずかしいものですが、少…

アラビアの夜の種族1〜3

素晴らしい……。電車の中でのめり込むようにして読んだのですが、降りる駅を通り過ぎてしまうほど、力のある文章。語られる年代記は常に魅力的で、他の全てを放棄してでも読みたいと思わせる。途中で現れる注釈や補足も的確で、どうやったらこんなに上手な訳…

サマースクールデイズ

やあ、この本を楽しむにはちょっとオッサンになりすぎたね。正直、私には読む意味を失った本だと思う。よくも悪くも深沢美潮らしい(つってもフォーチュンクエストシリーズしか読んでないけどな)作品なので、ライトな感じで一つ息抜きしようか、と思ったら…

八木剛士史上最大の事件

感想観測用リンク。手に取るのは先になります。八木剛士史上最大の事件 (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (60件) を見る

やっぱりヒーローになりたい!―サーラの冒険〈6〉 (富士見ファンタジア文庫)作者: 山本弘,幻超二出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/07メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (49件) を見るようやく買えた――! オビを神坂一が書いているの…

月館の殺人

ミステリー要素だけを見ると今更感漂う下作なんですが、佐々木倫子とテツ知識のお陰で救われるなあ、と。笑わかすところが全部テツなんだよなあ。ミステリーは笑えるものではないってことなんでしょうかね綾辻さん。月館の殺人 (下)??作者: 綾辻行人,佐々木…

接近 の文庫 古処誠二他多数

トライガン・マキシマム 12

ああ、終わりが来るのだなあ、ということを実感させる。ヴァッシュの髪の毛って、12巻で完全に真っ黒になった、てことでよかったんだっけ?トライガン・マキシマム 12 (ヤングキングコミックス)作者: 内藤泰弘出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2006/07/26…

氷菓

可もなく不可もなく。そのオチで泣いたっていうのは無しだろうと思ったけど、全体としてはよく収まっているのではないだろうか。氷菓 (角川文庫)作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2001/10/28メディア: 文庫購入: 17人 クリッ…

西の魔女が死んだ

どこがどうよかったのか説明せろと言われると困りますが、よかったよ。答えを得るにはまだ先に進んでいかなくてはならないのだなあ。ま、婆ちゃんは一つ答えに辿りついているのかもしれません。前を向こう、という気になるのです。西の魔女が死んだ (新潮文…

ARIA 7〜9

デフォルメキャラの顔がちゃんとそれぞれ違うのがいいよな、このシリーズ。アリスと晃のデフォルメが好き。暁の母の髪型(呼び方が分からない)と晃のロングがお気に入りです。うん、眺めているだけで楽しいね。ARIA 9 (BLADE COMICS)作者: 天野こずえ出版社…

血の12幻想

個々の作品の良さを否定するつもりは無いのですが、私にとって、この叢書は、最後の収録されている津原泰水の「ちまみれ家族」のために存在する。諸君、私は句読点なく無闇に繋がれた文章が好きだ。血の12幻想 (講談社文庫)作者: 津原泰水出版社/メーカー: …

涼宮ハルヒの憂鬱

今頃初読かよー。キャラ付け(って言うの?)はまあそれほど驚くようなものではないと思うんです。これがどう化けるのか楽しみ。ハルヒがキョンをどう思っているのか全然書き込まれていなかったと思うんだが、ミステリーじゃないから伏線張らなくてもいいん…

ゾンビ屋れい子 6

絵が上手くなってるー! 唐突に始まり唐突に終わる日記が異常に面白いので、日記だけで一冊描いてみてくれ。相変わらずバンバン人が死ぬ死ぬ。乳のデカさが半端ない。ゾンビ屋れい子 6 カーミラ 編 上 (ホラーMコミック文庫)作者: 三家本礼出版社/メーカー: …

ロミオとロミオは永遠に

熱いな。挟み込まれる雑知識がもっと多かったらいいのになあとか思ってしまいますが、話全体が長いのでこんなもんでいいのかもしれない。主人公の二人より、凧の二人の方が印象的な姿を残したと思うのです。女の子は登場しなくてもよかったんじゃないかな。…

あまりにも沢山買いすぎてどれがどれだかわからなくなりました。いっぱい買った、ということで。