炎のなかの絵

全部が良い、とは言いませんが、総体的に見たらスゲえ短編が集まった一冊。「夢判断」から始まって、うねる様に繰り出されるパフォーマンスに、読者である私は踊らされているかのよう。様々な話があるのに、スタンダードと言えるようなものが無いのがいいな。ただまあ、余韻を残すスタイルの作品がもう少しあっても良かったように思います。

炎のなかの絵 (異色作家短篇集)

炎のなかの絵 (異色作家短篇集)