百万の手

うわあ、もったいない部分の多い作品ですね。引っ越してしまった女の子や火事で熔けてしまった携帯やら、枝がいっぱいあって、それぞれ膨らませていけば結構長いシリーズが書けそうな気がするんですが、後書きによると続編の予定は無いそうですね。本筋がスタンダードな結末を迎えるだけにサイドストーリーが気になる、そういう一冊でした。

百万の手 (創元推理文庫)

百万の手 (創元推理文庫)