2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

連射王

この本を読んで、何度も、何度も思ったのが、「私は読書に対して、川上稔の書いた本に対して、きちんと本気で向き合っているのだろうか」という、もうなんか川上稔に影響され易い自分が如何にも思いそうなことでして。そう考えてしまうと、そう考え込んでし…

イッツ・オンリー・トーク

興味深いと言えば興味深いんだけど、女性が言う「なんとなく」の部分を延々見せられているようで、何とも居心地の悪い話でした。まあ、そんなこと言えるほど女性と喋ったことないから、何言ってんだお前、てところでしょうが。『海の仙人』が会心の作だった…

赤朽葉家の伝説

三世代に亘って描かれる女性の物語。各々、時代背景をしっかり捉えていて、よく調べているんだなあと思わせる。家族ってこれくらいに似てないもんですよねー、と言いたくなるけど、似ているところもあったりしてね。ぬむぬむ。ちゃんとした読書をしていると…

ηなのに夢のよう

事件が解決してませんが──。私はよかったと思うんだけど、駄目っつー人は駄目って言うしなあ。人が死んでもモノになるだけですよ、とか言いつつ、トーマが死ぬのはいい感じに書くじゃないですか。何ですか、思い入れの差ですかね。ネタバレ? んなもん読み終…

ラギッド・ガール

http://d.hatena.ne.jp/fujigawa/20061113(覚書) んふんふ。これはこれは、幾つもの読み方ができる作品ばかりですね。書くもの書くもの、エロさを漂わせているので、堪りません。飛氏の日記も合わせて読むと、ますます面白くなりますので是非。この本は絶…

メイリオに対応してみたよ。

ここでは滅多に日記なぞ書かないのですが、まあ更新自体が稀だと言われれば其の通り! と言ったところですが、表題の件について、如何なもんかな、と思いつつやってみました。 Vista野郎か──! とか詰め寄られても困ります。メイリオはVistaから搭載されるこ…

海の仙人

羨ましい。この生き様に憧れないなんて──とまでは言いませんが、ま、幸せ人生を歩んでますね貴方。求めるところ少なく、林の中の象のように。必要なものだけに囲まれて生きる。そうなれればいいな、と思いますよ、人も物も。常に一緒にいるのではなくとも、…

神は沈黙せず

概ねサーラの人と認識していた(というか、私の中で山本弘と言えばサーラだった)のですが、まあト学会関係の仕事もぼちぼち読んでました。なので、これを書けるのは山本弘しか居ねェ──! というのがよく分かる(と思う)。単に神は居るのか/居ないのか、と…

猛スピードで母は

こんなに旨い珈琲は珍しい。んー違うな。この値段でこの味──ありがとう、釣は取っておいてくれ。というような。もう一冊買っても全然オーケー。登場する女性が格好いいなあ。人の薦めが無かったら買わなかったと思うと、途端に怖くなりますね。表紙がかなり…